こんにちは、Sky Pilates Tokyoのインストラクタートレーナ船橋加奈子です。
Sky Pilates Tokyoは、2014年10月18日-19日にSTOTT PILATES®のマスターインストラクタートレーナー・PJ O’clair氏を招いてZEN•GA™の最新ワークショップを開催します。
前回のブログではZEN•GA™って何?についてお話ししました。今回はその続編で、ZEN•GA™のワークショップでも学ぶことができる筋膜についてのお話です。
筋膜とは皮膚の下にある弾力と伸縮性を持った結合組織であり筋肉、骨、内臓などからだのあらゆる組織を包みこんでいます。各組織が適切な位置にあるように支えてからだを形作っています。つまり透明なボディーストッキングと考えてみてください。
クモの巣のように組織に張り巡らされていてその間を神経や血管が通ります。層によって見え方は異なりますが鶏肉を調理している時に見える白い膜が筋膜です。
筋膜の状態についてですが、もしも筋膜が正常な状態であれば、水滴が滴っていて、みずみずしい状態です。生体の筋膜も似たようなみずみずしさを持っています。筋膜は糸のように張力と水の様な流動性を同時に持っています。
さてここで、なぜ筋膜がこれほど大事なのでしょうか。
なぜなら、筋膜が身体全体を包み込んでいるからです。言い換えると、筋膜なしには、骨も筋肉もその他臓器たちも全部バラバラになってしまうのです。
筋膜は全体を包みこみ張り巡らされているため、一部を引っ張っても全体に影響します。 ある部分の痛みや違和感がが実はそこから離れた部位の筋膜の捻じれや引っ張りからきていることがあります。
ということで、筋膜のバランスを整えることが、ひいては身体全体のバランスを整えることに繋がっていくのですね。
さて、次は筋膜がどんな役目をしているかについてお話ししましょう。
上の写真はテンセグリティと呼ばれる構造です。
支柱同士が支えあうのではなくその間のロープが引っ張り合うことで支柱を支えその位置を決めています。外からの力に対しては張力を変化させながら全体として対応できます。
人体では、このロープが筋膜で、支柱が骨です。人体では筋膜がこのロープであり伸び縮みしながらからだを支えています。
この筋膜がみずみずしさを失って伸び縮みしなくなったり、引っ張り合うバランスを崩してしまうとからだを上手く支えられずに歪みを生じていきます。
あらゆる組織を覆っている筋膜を整えることでからだは本来ある健康な状態を取り戻していきます。
ZEN•GA™では、この身体全体を包み込んでいる筋膜を刺激し、いかにみずみずしく保つかということを学んでいくんですね。
さて、実際にどうやって筋膜を刺激していくか、ZEN•GA™が気になる!体験してみたい!という方は、10月18日-19日に開催されるワークショップにぜひお越しください!ZEN•GA™の生みの親でもあるPJ O’clair氏から直接指導がうけられる貴重な2日間です。