Sky Pilate Tokyoのインストラクタートレーナーの船橋加奈子です。
前回から引き続き呼吸の記事を書きます。
呼吸は吸うか吐くかという2つの作業があるのですが、呼吸のサイクルは4つに分ける事ができます。
1:吸う
2:ポーズ
3:吐く
4:ポーズ
ここでいうポーズは、静止という意味ではなく” ため” という日本語を使うと分かり易いかもしれません。
この呼吸の”ため”の部分が、実は面白くて重要な時なのです。
ポーズ”ため”は、吸うと吐くの架け橋になっているんですね。
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吸う呼吸は、いわゆる広がりを感じる時で、身体のスペースを作り出します。
ここで、身体の結合組織や内臓などが刺激を受けています。
吸うと伸びた感じがあるのは、身体に起こる自然な感覚です。
吐く時は、凝縮を感じる時で、身体の安定が増すような感覚がある、身体の中心がギュッと締まった感じになります。
吐く時は、体幹のサポートを感じ易い時であります。
運動中に仕草が不安定な場合は、しっかり吐くとサポートが感じられるでしょう。
先日のオーストラリアオープンテニスの決勝を見ていても、サーブの瞬間にパワーのある吐く息と共にサーブを打っていたのを思い出します。
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ポーズ ”ため” のタイミングでは、身体と心が繋がる架け橋のタイミングで、身体を調整しているなかで心が休まる時と位置づけられます。
エクササイズをしている時に、集中力が増すのを感じたり、なんだか思考が冴える時があると思います。
それは、ただ単に身体の機能としての呼吸ではなく、心と関連するツールとしての呼吸という事を表しているように思います。
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日常生活では意識的に呼吸をする事が少ないかと思います。
生活のどこかのタイミングで呼吸に意識をする時間を持つことで、予想以上の効果や産物をもたらしてくれるでしょう。
ピラティスをすることで、なんだか気分がよくなったり悩み事もすっきりしたー、そんな体験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
呼吸一つをとっても、大変奥が深く、考えだしたらキリがないですね。
とりあえずは、身体を動かして、呼吸のパワーと面白さを堪能しながら、継続してピラティスをしていきましょう。
と、心に誓った今週でした。
皆様、素敵な週末をお過ごし下さい🎶
Sky Pilates Tokyo
船橋加奈子