Sky Pilates Tokyoのインストラクタートレーナー船橋加奈子です。
今日は”軸”について書こうと思います。
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人の身体には重心というものがあって、おへそから約10センチ程下が重心ポイントと言われています。
この重心は、動きの3つの面が重なるポイントでもあり(矢状面・前額面・横断面)、人が動くたびに常に移動しています。
重心というのは、動きがある以上、”ずれるもの”です。
まず、重心は”ずれて当たり前”という事を頭にいれてください。
そして、そんな中で安定した”軸”の獲得という事を考えてみましょう。
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日常生活の細かな動き・運動でも、我々は常に重心のずれが”少ない”ように効率的に動いています。
重心がうまく保てなければ、転倒のきっかけになったり、動きにキレがでないですね。
また、早い動きにも身体がついていかないし、グラン・バットマンでも脚は上がる柔軟性はあるけれど、体幹をまっすぐに維持する強さがない。。。などとなってしまいます。
ですので、重心は安定していて、ブレない強さが身体にほしいのです。
特にダイナミックな動きをする時に軸の大切さを実感すると思うのですが、それは重心のずれも大きくなるからですね。
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じゃあ、どうすればぶれない軸が獲得できるのか。。。
と、家にあった”ダンスアナトミー”の本をひっぱり出してきて読んでみました。
が、軸に関しての記載がなく、動きの主導となる筋肉のみが記載されていました。
動きを考える中で、拮抗する身体の部分は非常に大切です。
重心”軸”を考える時に大事なのが、ある一方方向へ行う動きのパワーに負けないくらい、反対方向へも同じくらいのパワーが必要という事ですよね。
動きを作り出すエネルギーと反対方向へのエネルギーが大事なのです。
(重心は力学の考え方なので、強さや力と言った方がいいかもしれません)
特にバレエの中には、ア・ラ・スゴンドへの動きがありますね。
横に四肢を動かす運動を考えてみると、この反対側の身体が強くなければならない事はすぐにお分かり頂けると思います。
前や後ろの動きでも、同じ事があてはまります。
以前にも書きましたが、アラベスクの安定の為に腹筋を強化するし、腕はポール・ドゥ・ブラで動かし、上にあげる事もあるけれど肩が一緒にあがらない為に脇と背中の強化をしているんですね。
など、動きを作り出す筋肉とは反対側の筋肉達が大事です。
これが、双方向への力加減を均等に保つ事につながります。
そして力学的にバランスのとれた、安定した重心の維持に役立てます=軸の安定
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軸は常に変化して動くものです。
ですが、軸がなくなってどこかにいってしまい、転倒を防ぐために(大げさな言い方ですが。。)、反対側の筋肉達がバランスをとってくれるという事ですね。
そんな風に考えると、動きの中での軸も理解しやすいのではないでしょうか。
また、重心の考えを頭にいれながら、”上に引き上げる”っていう言葉だったり、”床をふむ”っていう言葉をとらえると、なるほどねえと合点がいくかもしれません。
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ピラティスの時間というのは、身体や筋肉や動きの精密性にフォーカスする時間になりえます。
じっくり自分の身体と向き合う時間を有効に使って頂き、ぜひ踊りに・スポーツに役立てて下さい。
Sky Pilates Tokyo
船橋加奈子